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  • 古谷健夫

問題解決はマネジメントのリテラシー

リテラシーとは「読み書きの能力」です。幕末の日本人のリテラシーは寺子屋の普及もあり、世界の中でも大変優れたものだったと言われています。このため明治維新を経て、世界の列強と肩を並べる国へと発展することができました。

1980年代日本は、高度経済成長を経て世界第2位の経済大国となったのです。この大きな原動力の一つが、生産現場の第一線メンバーを中心に展開されたQCサークル活動でした。働く人の全員が問題解決(改善)に取り組んだことで、世界に冠たる日本品質が生まれたのです。マネジメントの目的は質を高めて顧客、社会の満足を獲得することにあります。したがって問題解決は、組織のトップから第一線のメンバーまで、全員が身に付けておくことが望まれる、マネジメントリテラシーなのです。

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日本品質管理学会の学会誌「品質」の最新号(2023年1月発行)に、「カイゼンと問題解決の本質と実践 ~なぜ職場で問題解決が進まないのか~」というタイトルの記事を掲載しました。様々な現場で経験してきた内容をまとめてみたものです。ところが、この記事はあくまでもすでに問題解決に取り組んでいる職場を対象としたもので、そもそも何のために問題解決に取り組むのかという点には触れませんでした。 そこで、改めてこの

品質管理(=マネジメント)に関わる日本を代表する5団体のトップが一堂に会して、「日本クオリティ協議会(JAQ:Japan Association for Quality)」を今年の4月に、正式に設立することで合意しました。設立準備に携わってきた一人として大変喜ばしいことです。JAQが日本クオリティのブランド価値を揺るぎないものとすることに貢献することを願っています。 詳細は下記(JAQホームページ

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